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聴くのではない読むラジオ【読むラジ】第10回 2/2

   

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最初で最後のアルバム「Grace」

Fune:

冒頭で「実質アルバムが一枚しか出てない」なんて

お話がありましたけど、

今回は久々に全く知らないアーティストだったもので

僕、今回しっかり予習してきたんですよ 笑

感想を一言でまとめるならば、

本当にとんでもないアルバムですね、コレ!

 

スズキ:

今回は某大手レンタルCDショップに

走ったんですか?笑

 

一同:

(大爆笑)

 

Fune:

走りました 笑

なんとありましたよ!某大手レンタルCDショップにも!

 

スズキ:

アルバムのタイトルはなんて名前なんですか?

 

Fune:

Graceというアルバムです。

本当にジャンル分けが出来ないような、

こんな凄いアルバムがレンタルされてるんだ!?って

ちょっと驚きでしたね。

 

 

Goh:

気に入ってもらえたみたいで嬉しいですね。

どれか気に入る曲はありました?

 

Fune:

3曲目のLast Goodbyeが一番好きですね~♪

 

 

詩の内容自体はごくごくありふれた男女の別れを

描いたもので、変な話、対訳だけ読んでたら

凄くチープな曲にも思えるんですけど、

これがメロディに乗ったら本当に生き生きとした

ものに変わってて!

ありふれた別れの曲なのにロマンチックな詩に

聴こえてくるですよね。

 

Goh:

曲も凄くクールですよね。緩急がちゃんとあって。

 

Fune:

あと、もう一曲気に入ったのは

ライヴアルバムの収録にはなりますけど、

「Calling You」ですね。

 

 

映画「バクダッド・カフェ」の主題歌にもなっていた

Jevetta Steelのカヴァーですけど、

僕、この曲も聴き覚えがありました。

ジェフって結構カヴァー曲も演奏してるんですね。

やっぱり音楽の先達へのリスペクトがあるように感じますね。

 

Goh:

彼、本当になんでも歌える人なんです。

意外かもしれないですけど、ジェフって

Nina Simoneが好きなんですよ。

確かフランスでのライヴだったと思うんですけど、

核兵器に反対を表明してライヴをする機会があって

その時に

「この曲はレナード・コーエン、そしてニーナ・シモンのために」

って言ってから「Hallelujah」を歌いだしたこともありましたね。

彼、ニーナの曲もカヴァーしてますし。

 

 

Fune:

「天使の歌声」って比喩されるくらいですもんね。

その歌唱法には何か秘密があるんですか?

 

Goh:

小さい頃から教会で歌って育ってるんで

声のレンジがあるんです。

彼は循環呼吸で声をずっと出し続けることが出来たりして

そういう部分も素敵なんですよね。

カヴァー曲でも色んな表現をしてますしね。

「Grace」に収録されている「Corpus Christi Carol」

教会関係のカヴァー曲なんですけど、

聴いてもらえればよくわかると思いますよ。

 

 

Fune:

「Last Goodbye」を聴いた後だと

同じ人間が歌っているとは思えないくらいですよ。

ちなみにGohさんはHallelujah以外の曲だと

なにかオススメの曲はありますか?

 

Goh:

「So Real」って曲はLed Zeppelinっぽくて好きですね。

 

 

ミュージックビデオも猿のスーツ着た人が3人くらい出てきて

何故か自転車盗まれちゃったりするんですよ。

結構ブッ飛んでると思います 笑

でも正直、僕このアルバムは全部好きだなぁ 笑

アルバムとしても音楽の幅が広いし、

聴いていて飽きないんですよね。

 

スズキ:

ジャンルで言い表すのが本当に難しいアルバムなんですね。

バラエティ豊かと言うか。

 

読むラジ10−3

 

Goh

曲もそうですけど、演奏の幅も凄く広いんです。

「Hallelujah」だけでもライヴでの演奏の仕方が全然違ってて、

嘆くように歌ってる時もあれば、ジャズ的なアプローチの時もあるし、

キーを変えて歌ってる時もあったりします。

ひとつの曲でも全然違ったアプローチをしてくるから面白いですよ。

 

Fune:

ライヴの最中に泣き出しちゃったりすることもあったみたいですね。

感受性が豊かってこともそうでしょうけど、

冒頭でお話したように家庭環境がちょっと複雑じゃないですか。

 

編集部注

・実父ティムとは血縁上の繋がりはあるものの、

 その生涯において対面したのは

 ジェフが8歳の時、ただ一度だけであった。

 しかもその数ヵ月後にティムは麻薬の過剰摂取で死亡。

 この背景には複雑な家庭事情があり、

 ティムとジェフの実母の結婚生活は僅か一年ほどであり、

 ジェフが生まれたのは離婚後のことであった。

 この際ジェフリー・スコット・バックリィと名付けられるが、

 その後、母親が再婚。

 以後、ミドルネームを名乗るようになりスコッティ・ムーアヘッドとして

 育てられることになる。

 しかし母親は結婚生活2年目でまたも離婚。

 ジェフがバックリィ性を名乗るようになるのはティムの死後であり、

 同時にスコットからジェフを名乗るようになった。

 

Goh:

お父さんと比べられるのは好きじゃなかったみたいです。

お父さんも凄いボーカリストだったそうですけど、

結局生涯で一度しか会ってないみたいですし。

 

Fune:

ジェフが有名になったきっかけは

お父さんの追悼コンサートへの出演だったのは

疑いようが無いですけど、その出演すら

敬意と怒りが入り混じったものだったそうですね。

お父さんの名前を使って売名行為をしてる、

なんて後ろ指さされることもあったみたいですし、

ジェフの中では何かわだかまりはあったのかもしれませんね。

 

スズキ:

なんだか映画みたいなお話ですね 汗

 

Fune:

実はこの辺のお話、

本当に映画になっています!笑

勿論、どれくらい創作の部分が

入ってるのかはわからないですけど、

案外音楽より、映画から入ってみると

ジェフの音楽について理解しやすいかもしれません。

 

 

 

Goh:

へぇ~!映画になってたんだ!?

これは気になるなぁ!!

 

スズキ:

映画、本当にあったんですね 笑

音楽から映画に興味を持つってことは

僕もありますけど、これは入りやすそうですね。

 

Fune:

スズキさんにご出演頂いた回でも

ビョーク「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の話が出ましたし、

音楽以外の部分で出会い方があるアーティストって

素敵ですよね。

 

スズキ:

そうですね。そうやって繋がってる部分って

確かにありますし。

 

Fune:

音楽を単体で楽しむことって

勿論素敵なことなんですけど、

同時にある意味では「孤独」でもあると思うんですよね。

そもそも音楽って他者がいないと

成立しないものなわけですけど、

文化としての音楽、そのカテゴリーから

更にもう一歩踏み出して他の文化と交われば

今よりもっともっと面白いものが見えるようになる気がします。

もし今回の記事を見て下さった方が

「普段映画とか観ないけど音楽は大好きだぞ」とか

「音楽全然聴かないけど映画は興味あるぞ」なんて

思って頂けたら、是非新しい一歩を踏み出してみて欲しいですね。

最後に

読むラジ10−4

 

スズキ:

はい!ということで今回もいっぱい濃いお話を伺ってきましたが、

これからジェフの音楽に触れてみたいという方向けに

「これから聴けばジェフがわかる!」なんてアルバムがあれば

教えて頂ければと思います。

 

Goh:

ジェフの場合、本当にこの「Grace」というアルバムしか

スタジオテイクが出ていないんですけど、

これでもう充分かなって思います。

もし静かな曲が好きな方でしたら「Hallelujah」からでもいいと

思いますし、Red Hot Chili Peppersみたいな

激しい音楽が好きであれば「Eternal Life」って曲もありますし、

今日色々話してきたように、色々な雰囲気の曲が

一枚にしっかり入っています。

音楽を音楽として楽しみたい、その極限に少しでも近づきたい、

そして素直で純粋な心を楽しみたいなんて人には

間違いなく楽しんでもらえると思いますね。

 

Fune:

今回は僕も全く知らない状態でしたけど

そんな僕でもしっかり楽しめた一枚でしたので、

これは音楽好きな方には

是非お手に取って頂きたいアルバムかなと思います。

あらためて今回、音楽ってジャンルを超えて

楽しめるもんなんだなぁって再認識させてもらいました。

 

スズキ:

いや、本当にそうですね。

これは僕もちゃんと聴いてみたいと思いましたね~。

 

Goh:

歌唱力もそうですけど、

彼のレンジの広さは本当に凄まじいですからね。

それこそ出来ないことがないんじゃないかってくらい。

ジェフの面白いところって

テクニック的な部分で聴いても、

生活に結び付けて聴いても楽しめちゃう、

耳が肥えてる人でも、音楽に疎い人でも

平等に楽しめるレンジの広さかなと

個人的には思います。

是非聴いてみて欲しい一枚です!

 

Fune:

きれいにまとめて頂き、ありがとうございます☆

今回は全く知らなかった僕が聴いて

すっかりハマってしまったというのが

何よりの証明かな、と 笑

 

スズキ:

いい感じに「雑食」なアルバムみたいで

僕も聴いてみるのが楽しみです。

それでは最後に、いつもの「あのコーナー」

Gohさんにお願いしてみましょう!笑

 

一同:

(大爆笑)

 

Fune:

今回は海を越えて、音楽大国アメリカから

いらっしゃったGoh Kurosawaさんに

ジェフ・バックリィを聴いてみたい!と思わせるような

熱い一言、頂戴したいと思います 笑

 

Goh:

わかりました 笑

本当にシンプルにまとめさせてもらいますけど、

ジェフは僕が単純に一番好きな

ボーカリストです!

是非、聴いてみて下さい。

 

スズキ:

ありがとうございます。

シンプルイズベスト!な感じですね。

 

Fune:

音楽的にだけでなく、Gohさんの

心情の深いところまで影響を与えた

音楽を知れて、今日は本当に楽しい時間でした。

今回は本当にありがとうございました、

 

Goh:

いえいえ、とんでもない。

僕のほうこそ凄い勉強になりましたよ。

いっぱい音楽の話をしたんで

もう今すぐにでも練習始めたい

気分になりましたね 笑

 

一同:

(大爆笑)

 

Goh:

お二人とも凄く音楽がお好きなんだなってのも

伝わってきましたし、

今日は本当に素敵な気分ですよ。

呼んで頂いてありがとうございました。

 

Fune:

いえいえ、

こちらこそ素敵な時間をありがとうございました☆

 

はい!そんなわけで読むラジ第10回も

お別れの時間となりました。

読むラジでは今後も素敵なアーティストの

皆さんを応援していきたいと思います。

それでは皆さん、またお会いしましょう。

さようなら~♪

 

Gohスズキ

さようなら~☆

 

3月11日、ついにJeff Buckley未発表音源発売決定!!

 

 

スズキトモヒサさん参加のプログレッシヴトリオ凸“TOTSU”

オリジナルアルバムも全国レコードショップにて大好評発売中♪

 

 

2016/03/04 New Video release!!

詳細はGoh Kurosawaさん Offical Siteから

http://www.composelife.com/

 

スズキトモヒサさん Offical Siteはこちら♪

http://soopydrums.blogspot.jp/

この記事を書いたライター

Fune孤高の音楽ライター
元ミュージシャン、現カメラを趣味とする音楽ライター。
音楽の可能性を日々追求中。

 - おとのいろいろ, くりえいたー系

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