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若手プログレッシヴトリオの雄  凸 “TOTSU” New Album リリース!

      2015/12/25

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皆さん、こんにちは。音楽ライターのFuneです。

今回は以前「読むラジ」にご出演頂いたスズキトモヒサさんが

参加されているプログレッシヴトリオTOTSU

1st mini album「The Amazing Letter」がいよいよ発売ということで、

キーボードの金沢法皇さん、ドラムのスズキトモヒサさんに

製作秘話をお聞きしてみました♪

凸 “TOTSU”  「The Amazing Letter」

Fune:

この度は新譜「The Amazing Letter」のリリース、おめでとうございます。

凸 “TOTSU” としては初の音源化ということですが、

製作に踏み切ったきっかけのようなものはあったんでしょうか?

 

スズキ

やっぱりバンドとして動いてる以上、

作品を出したほうがより多くの人に知られもしますし、

何か、形として完成させたいな、と。

ちょうどこのバンドをやろうって言ってから

2年経ちますし、節目の時期という意味合いもありますね。

このバンドって技巧的な面も

ポイントとしては配置してはいるんですけど、

それ以上に皆意識していたのが

技巧を見せることよりもフレーズのセンスだったりとか、

全体の聴こえ方に凄く気を配ってるようなバンドなんですね。

 

金沢

そういう考えは結成した時からある程度

全員の中にあったと思うんですけど、

今年が形になる時期かな、と思いまして。

 

Fune:

今回のアルバムは御三方それぞれ作曲された

曲が収録されていますが、

どういった形で曲の製作は行われたんでしょうか?

それぞれが作曲された曲が完成に近づくにつれて

思っていた予想と違った方向に進んだりしたことなど

ありましたか?

 

金沢

三人ともきちんと曲を書けるメンバーなので

それぞれのオリジナル曲を持ち寄って

編曲を重ねた感じです。

 

 

スズキ

ほとんど思った通りに完成しました。

作曲者が違っても自然とサウンドの統一感が

あるような感じにはなっていきました。

 

金沢

互いに影響を受けてるアーティストを理解している

部分が多いので、リハーサルとかミーティングでも

「こういうことだよね」でコミュニケーションが

通じるからこそだとは思います。

初めて三人で音合わせした時も不思議と

上手くいったんですよ。

 

スズキ

3年くらい前ですかね。

僕とベースの小山が出ていたライヴに金沢が飛び入りで

一曲参加してくれたのが初の音合わせでした。

三人が繋がったのはその時が最初ですね。

 

金沢

当日、僕お客さんとして見に行ってたのに

急にゲストで呼ばれましたからね 笑

でも違和感もなくて、単純に楽しめました。

初めて合わせたのに初めてやるような感じでも

なかったと言いますか。

それから三人でちゃんと音合わせてみようって話が出て、

そこでバッチリ合った印象です。

totsu.int2

スズキ

当初はベースの小山が毎年出ていた

金沢ジャズストリートというイベントに出演するための

バンドだったんですけど、気がついたらパーマネントな

バンドになっちゃってました 笑

よく僕らは「ピアノトリオなの?」って言われるんですけど、

キーボードやエレクトリックピアノが主体のバンドなので、

厳密にいえばその括りはちょっと違うんですね。

意外とこのキーボード(エレピ)トリオで僕達のような

サウンドは例が少なくて

面白い形になったかなと思ってます。

 

金沢

プログレっぽい音楽だと意外と少ないよね。

もっとジャズとかフュージョンっぽい感じのバンドだと多いかもですが、

そういう部分も新しいかなと思いますね。

 

Fune:

御三方の相性が本当にいいんだなっていうのは

実際、音源を聴かせてもらっても伝わってきています。

スズキさんもおっしゃっていた通り、

サウンドの統一感は聴いていて本当に心地良いですね。

逆に製作中に大変だった事などはありましたか?

 

金沢

演奏面では何にも心配することはなかったんですけど、

スタジオの手配だとか、主にそういう事務的な部分が

大変と言えば大変でしたね。

ほとんどスズキがやってくれたんですが 笑

 

スズキ

僕がマネージャー業兼任みたいな感じで 笑

確かに大変ではあったんですけど、

今回スタジオを提供して下さった富士通テンさんですとか、

流通をやってもらってるラッツパックレコードさんとか、

法人個人問わず本当に色んな方にご協力頂いて

リリース出来る所までこぎつけたので、

そこは感謝してもしきれないくらいです。

 

Fune:

今回スタジオテイクとして初めて凸 “TOTSU”

音源を収録されたわけですが、録ってみたものを

自分で聴いてみた感触はいかがですか?

 

金沢

純粋に嬉しかったですね。

あと、音が凄くいいなぁとビックリしまして。

 

スズキ

僕らが自分達の音源を聴くことって圧倒的に

ライヴ録音のほうが多いので、

まとまりの良さには驚きました。

勿論、ライヴ録音にはライヴ録音の良さがあるんですけど、

作品として作る意味とか、重要性みたいなものを

あらためて感じましたね。

 

Fune:

音源を聴かせてもらって印象的だったのが

ジャンルとしては確かにプログレではあるのに

所謂プログレサウンドではなく、

生活に密着して聴ける音楽に仕上がっている部分でした。

演奏技法として複雑なもの、マニアックな要素も残しつつ、

それ以上に街中や早朝に聴いてもフィットするような

アルバムに仕上がっていると思いますが、

この辺りは狙って方向性を統一したんでしょうか?

 

金沢

そうですね、皆ある程度はキャッチーな部分を

意識してはいたと思います。

聴き手に合わせて曲を作ろうとしたわけではないんですけど、

僕たちの音楽の好みが多分そういうものなので

自然とそうなったんじゃないかと思います。

 

Fune:

プログレというと60年代、70年代の泥臭い雰囲気のものだったり、

逆に最近のバンドだとタイトで硬質なグルーヴを前面に出した

バンドって凄く多いんですけど、今回のアルバムは

凄く良いバランスで調整されてますよね。

なにかこういったものの背景には

理想とするイメージのようなものはあったんでしょうか?

 

金沢

歌モノの曲でしたら人の人生だとか考えると思うんですけど、

風景とか自然とか、そういったものを思い浮かべながら

僕の場合は作曲することが多いです。

一曲目の「Heavens Lake」は僕の作曲なんですが、

実際に作曲してる時も空と湖を想像しながら作りましたね。

タイトルもそこからつけたような感じで。

 

スズキ

それぞれイメージをつけてるような感じなんですよね。

CDの裏ジャケットにもそれぞれのイメージを反映させるような

デザインをしてみたりしてます。

 

totsu.int3

 

Fune:

確かに!

実際「Heavens Lake」はピアノサウンドも

瑞々しさに溢れているような音作りで、

リスナーとしても製作者とのイメージを共有しやすい

一曲に仕上がってますよね。

 

金沢

ありがとうございます。

今回曲のイメージを固めるにあたって、

メンバーには言ってなかったんですけど

タッチの部分だったり、音作りだったり、

その「瑞々しさ」って部分は意識して作るようにしていました。

気づいて頂けて嬉しいです 笑

 

スズキ

初耳ですね 笑

僕の場合は今回2曲、作曲してますけど

どちらも今回はイメージ先行で作ってまして、

「Aura of Reykjavik」のほうは

以前旅行で行ったアイスランドのレイキャビクを

題材にしているんですけど、

僕の見た風景だったり雰囲気だったりを

思い出しながら書きました。

凄くクリーンな環境であったり、デザインが洗練されていたりで、

でも素朴さもあって、というような自分が感じたものを

表現してみたつもりです。

気がつけばアルバムの中で

一番静かで長い曲になってしまいましたけど 笑

風景や自然を題材にという意味では

僕も金沢と同じような作曲の仕方ですね。

 

Fune:

僕もスズキさん同様、北欧の音楽、文化は

大好きなんですが、この曲を聴いて

北欧の街並みを鮮明にイメージすることが出来ました。

一言で言えば、とても優しい曲だと思いますが、

スズキさんの人間性が顕著に現れている音楽なのかな?と

興味深い一曲でしたね。

作曲されてる方がそれぞれ曲中でイニシアティヴを握りつつも、

アルバムを通して統一感がある作品になっているというのは、

なかなか狙って出来ることではないんじゃないかな?と

思いますが、その辺りはいかがでしょう?

 

スズキ

そう言って頂けるのは本当に嬉しいですよ。

これは不思議なんですが(笑)何故かそれぞれの曲で

全然別のバンドの曲みたいだなって

印象にはならなかったんですよね。

 

金沢

それぞれのパートに激しいパッセージなんかは

あったりするんだけど、

それが嫌らしく聴こえないようになってるな、っていうのは

自分で聴いていても感じます。

各パートでバランスよく音は配置出来たんじゃないかなぁ?

 

スズキ

出るとこは出て、引っ込むとこは引っ込む、みたいな 笑

音のレンジが本当に広いバンドなので、

毎回ライヴ会場選びには苦労するんですけど(笑)

静かな所は本当に静かだし、

逆にバーン!っていく所はロックみたいに激しいしで、

ある意味ですけどクラシックに通じるものは

出来たかなというか。

特に最近クラシック並みのダイナミクスっていうものを

大事にしたいと常々意識していたので。

 

金沢

僕もここ数年、クラシックを学んでるんですけど、

同じようなことは思いましたね。

そういった部分は確実に今回生かせたかと思います。

 

Fune:

スズキさんのシンバル類の鳴らし方の匠さは、

今作でも聴き所のひとつかと思います。

まさにプログレッシヴな音でありながら

生活に密着した音楽の体現ですね。

僕、個人的には旅行中とかに聴いてみたい音楽です。

 

スズキ

そう思って頂けるっていうのは

言い方を変えれば風景が見えるっていうものを

僕らが音楽の中に表現出来たんでしょうね。

実際、小山が作曲した「Maelstrom」なんかも

そういった感じなんだと思いますし。

メンバーが色んなジャンルの性質を理解してますし、

柔軟な発想で音楽に向き合っているからこそ

各々の方向性が自然と統一したのかな、と。

お互いをフューチャーしあって「自分が!自分が!」みたいに

ならないのが、自然かつ良いサウンドを作ってく上では

大事かなと思います。

 

金沢

それは本当にね。

ジャズやロックやクラシック、全てのジャンルの中間であり

集大成みたいなもの、そういうものでありたいとは思いますね。

 

スズキ

僕らは便宜上「プログレッシヴ・ジャズ/ロック」というジャンルに属しますけど、

僕らの中ではプログレッシヴって単語は

ジャンルを指すものではなくて本来の意味である

「音楽としての進歩、前衛性」って意味で使っているんです。

だからこれまでのプログレって音楽とは別のものを

目指してると自負しています。

 

Fune:

僕も古今東西、様々な音楽を聴いてきましたが、

その僕が自信を持ってオススメ出来る一枚かと思います。

一風変わった音楽を聴いてみたい人は勿論、

音楽知識が無い人でも生活を彩る音楽として

充分楽しめる素敵なアルバムですので、

是非チェックしてもらいたいですね。

さて、となると気になるのがライヴ情報ですが、

この辺りはもう決まってるんでしょうか?

 

スズキ

今回のリリースに合わせて、3月からツアーを予定しています。

 

金沢

音楽的にも今回の良さは残しつつ、

もっと元気な曲も今後は作っていきたいなと個人的に思ってます。

また別の表情なんかも見せていけたらいいですね。

 

スズキ

今回、音源という形で僕らの音楽を提示出来たので、

更にここからブラッシュアップして進化していきたいなと思います。

ゆくゆくは海外にも進出していきたいですし。

正直な話、凸 “TOTSU” ってバンド名も

海外を意識してつけた名前だったりするので 笑

機会があれば絶対に挑戦してみたいことのひとつです。

 

Fune:

海外進出はインストバンドならではの強みでもありますもんね。

いつか海外のステージで凸 “TOTSU” の名前を見られる事を

楽しみにしています。

それでは最後にこの記事を読んで下さってる皆様に

メッセージを頂けたらと思います。

 

金沢

インスト、プログレというと楽器やってる人向けな音楽、

なんて印象があるかもしれませんけど、

そうじゃない人も楽しんでもらえるアルバムだと思いますので、

旅行中や車の中、いい風景を観ながらでも

聴いてもらえたら嬉しいですし、

是非僕らの音楽を使って自分なりの楽しみ方を

見つけてもらえればと思います。

技巧的な部分にもこだわったので、

そういう部分も探してみて欲しいですね。

 

スズキ

キャッチーな面、技巧的な面、色んな要素が入ったアルバムなので、

インストゥルメンタルなんて言葉も知らなかった人でも

響くものがあるんじゃないかなと思っているので、

音楽が好きな人ならきっと楽しんでもらえる音楽だと思います。

是非色んな方にお手に取って頂けたら嬉しいです。

 

totsu.int4

 

“The Amazing Letter” リリース記念ライヴツアー

 2016/3/11(金) 大阪・本町 Mrs. Dolphin
open 19:00 / start 19:30
MC 予約¥1,500 当日 ¥1,800 + 2drink(¥1,000)
tel: 06-6556-9223
http://mrsdolphin.jp

3/13(日) 福井 めん茶房さえずり
open 18:30 / start 19:00
MC ¥2,000 (1d付き)
Guest Player: 三村浩己(gt)
tel: 0776-98-4385
http://www.facebook.com/oroshisoba

3/18(金) 静岡・沼津 Malt Cat’s
open 19:00 / start 20:00
ドネーションLIVE(チップ制)※要オーダー
tel: 055-962-0425
http://www.facebook.com/BarMaltCats

3/19(土) 東京・赤坂 Tonalite
open 18:00 / start 20:00
MC 予約¥1,200 当日¥1,500 + TC ¥1,000 + 2 order
tel: 03-6441-0362

http://www.akasakatonalite.com

ご予約は各会場にてお電話で承ります(一部、メール/ウェブ予約が可能な会場有り)

 

音楽ライターFuneも一部写真で参加!

この記事を書いたライター

Fune孤高の音楽ライター
元ミュージシャン、現カメラを趣味とする音楽ライター。
音楽の可能性を日々追求中。

 - おとのいろいろ, くりえいたー系

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